[古典植物山吹]とその花にまつわる[和歌]
お知らせ 2015年4月25日
黄色い山吹が咲きはじめました。
この山吹の花を見ると学生時代古文で習った和歌を思い出します。
七重八重 花は咲けども 山吹の 実の(蓑)ひとつだに なきぞ悲しき
勅撰和歌「後拾遺和歌集」のなかの一句です。
「後拾遺和歌集」ちょっと調べてみました…
白河天皇の勅命で、選者は藤原通俊、1075年~1086年まで10年の歳月をかけ完成した、平安時代後期の勅撰和歌集であること。
歌数1218首。
その中に収められている短歌で、醍醐天皇の皇子「中務卿兼明親王」が山吹の花をみて詠まれた一句だと改めて知りました。
「山吹の花」を詠んだ、「山吹」の黄色い花が咲くと思いだすこの一句。
日本の古典植物「山吹」が短歌とともに脈々と息づいて今に至っていること、いにしえの時代の暮らしが偲ばれますね。
ゴールデンウイークは晴れそうっ~ガーデニングに最適ですね。
ではよき一日でありますように!
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