[復活して欲しい野菜]美味しい黒グワイ
お知らせ 2015年11月19日
今ではほとんど見かけない国産「黒グワイ」、なかなか手に入らないので今では高級食材のように見えます。
「黒ぐわい」を新潟では「ゴヨ」とか「ゴイ」とかと呼んでいたように記憶しています。
「黒グワイ」収穫時には「クワイ」の様に芽が出ているので「クワイ」同様に、お正月のおせち料理に使うことが多かったようです。
探していたら、昨年暮れに国産の「黒グワイ」店頭に2~3パック置いてあるのを見つけました。
新潟の郷土料理「のっぺい」に入れ、ほんとうに何十年ぶりに「黒グワイ」をいただきました。
2個ほど残し、どんな育ち方をするのかなぁ~と植えてみることにしました。
3月に9号のスリット鉢に田圃の土をいれ植えつけました。
このときには芽が少し覗いているのがお分かりでしょ。
どんな葉っぱが出てくるのでしょう♪ワクワクでした♪
6月にはすっきり伸びた葉にびっくり。
なんと「黒グワイ」はカヤツリ草科なんだそうです。
8月になるとたっぷり陽を浴びた「黒グワイ」は「アンティーク火鉢」いっぱいに成長してきました。
10月中旬、さあ~収穫です。スリット鉢はパンパンに膨れ上がり一部は切れていました。
ハサミを使ってスリット鉢を切って取り出すところです。
こんなにびっしり黒くつややかな「黒くわい」の塊茎がお目見えです。
塊茎の上部の細く黄ばんだのは葉茎、塊茎下部は芽になっているのですね。
狭いスリット鉢では伸び伸び育つことができず、鉢に沿って育った「黒ぐわい」は扁平に。
なんと大小様々に変形した60個の収穫がありましたよ。
一か月後に茹でてみました。
湯気がたっているでしょう。
茹でた「黒ぐわい」をざるにあけたところです。
包丁で皮をむいてみました。
食べてみたら、昔懐かしい味に出会えてとっても満足でした(^^♪
茹でた「黒ぐわい」はシャキシャキした歯ごたえとほのかな甘さで子供のおやつとして好まれたものでした。
中華料理「八宝菜」の中にスライスした、お芋のような「黒グワイ」(国産?)が入っているのを、皆さんもきっと食べたことがあると思います。
「黒ぐわい」は和食、中華料理、イタリアン、フレンチに料理のレパートリー考えてみると、とっても多くあるような気がしませんか?
場合によっては、レシピもどんどん生まれることでしょう。
「黒グワイ」が食の新分野を切り開くことを望みますね~。
よき一日でありますように
ご訪問ありがとうございました。