「ブナの木」「大きく育った庭木」の芯止め剪定作業
お知らせ 2016年7月8日
朝からバックヤードガーデンのずい分大きくなった「落葉高木ブナの木」を芯止め剪定作業をしました。
自然の中に身を置くことが大好きな、ブナに憧れていた家族が植えた木です。
植えたときは幹回り15㌢、樹高1.5㍍程の小さいブナの木でした。
20年後には幾度となく芯を止めても、樹高数メートルの高さになりました。
作業はわずか20~30分程で終了。
伐採した枝の束です。
カットした枝は乾燥させ薪ストーブで燃やします。
新緑のブナの葉はやわらかく、葉脈がはっきりしています。
樹皮は滑らかで、縦に溝が入っています。色はグレーで白い大きな斑紋が入っています。(斑紋は木々によって違いがあるようです。)
植えてから20年、幹回りは70㌢になりました。
「ブナ」は落葉広葉樹の高木(30㍍)、庭植えにはちょっとためらいますよね。
午後の雨に濡れた「ブナ」は斑紋がクッキリしています。
雨水は「ブナ」の葉が受け、ブナの幹を伝って地下に蓄えられます。
ブナの下草はクロユリ、ヤグルマソウ、ヒトリシズカ、破れ傘、クジャクシダなど山野草を中心に、いろいろな植物が育っています。
余談ですが、過去に訪れた白神山地、八幡平、竜飛岬など手つかずの原生林に覆われた風景は、とっても神秘的でした。
「ブナ」が、太古の昔からうっそうと茂っていたであろうことに、ブログを綴りながら、改めて思いを馳せその情景を思い出しています。
とくに竜飛岬では竜泊ラインの灯台に上るラインは、まさに龍の背を登る感じで、眼下に見下ろす風景は神秘的で感動ものでしたよ。
さて、われに返って。だいぶスッキリしましたね~。
写真に写っている数本の枝を見て、新緑の美しい美人林(新潟・松之山のブナ林90年を経ているそうです)をまた思いだしました。
ブナの樹齢は200~300年、700年の老齢の樹木もあるそうです。
さて、猛暑日がつづく平地の夏にはブナも大変なおもいをしていますよ。
猛暑には向かないブナです。
北西に面した庭に植えてあるブナ。
葉がチリチリ葉焼けし、地上に落ちてしまっています。
やはり深山の樹木は、平地の夏の暑さに参ってしまうようですね。
平地のブナの紅葉は綺麗とは言い難いです。
葉をつけたまま春を迎え、芽吹きとともに古い葉は落葉します。