「おでん」は甘く美味しい「貯蔵大根」で
お知らせ 2017年2月9日
おでんは、いろんな味が沁み込んだ大根が一番、とおっしゃる方も多いようですね。
秋に収穫し「土中保存」などで越冬させた大根は、追熟によりさらにみずみずしく甘さが加わり、それはそれは美味になるんですね。
1月~2月の寒い季節にその大根で作る「おでん」は私の定番料理なんですよ。
まず下ごしらえをしましょう。
① 大根は厚さ5㌢程の輪切りにし、皮は厚くむきます。
② 煮崩れしないように面取りをします。
③ 厚い輪切りなので、上下に十文字のかくし包丁を入れ味を染みやすくします。
④ 大きな鍋に、厚切り大根を並べ入れ、たっぷりの水をはり、アクとりにお米を一掴み入れ強火にかます。
⑤ 沸騰したら火を弱め、竹串がささる程度まで柔らかく湯がきます。
⑥ 形を崩さないようにザルに空け、水分を蒸発させ冷まします。
厚切り大根の含め煮
① 鍋に昆布と削り節でおでんに使う量の出し汁を作っておきます。
② ①の出汁をひいたところに「白だし」をお好みの量を入れ、隠し味にいしる(魚醤)も少し入れます。
③ ②に湯がいた厚切り大根を、形を崩さないようにそっと入れます。
④ ③を強火かけ沸騰したら弱火にし1時間ほど炊き、火を止めます。
⑤ それを2日間かけ、何回かにわけ煮炊きを繰り返します。
⑥ 大根は飴色にかわり、厚切り大根の中心まで味が沁み込みます。
おでんに入れる大根の事前の準備はここまでです。
あとはおでん種を入れるだけ。
皆さんはどんなおでん種をいれますか?
寒い日が続きますが「あったかおでん」で身体も心もほっこりしましょう。