「雑木の庭」づくり、おすすめの庭木は
お知らせ 2017年6月18日
「雑木の庭」づくりをする場合、植える樹木を選ぶ上で心がけることは「数本の株立」で「成長の遅い堅木」を選ぶと良いでしょう。
和庭、洋庭を問わずお庭が立体的になり、さわやかで明るく、シンプルで素敵な景観になることでしょう。
アオハダ、ナナカマド、イタヤカエデ、マユミ、カツラの木が植栽されている景色です。
手前、萌黄色の葉は「アオハダ」です。
「アオハダ」は主幹が朽ちた後に「ひこばえ」が育ったものです。
「アオハダ」は樹皮をはぐと樹肌が青色をしていることから「アオハダ」と呼ばれているそうです。
自然樹形を楽しむ「ナナカマド」の株立ち。
かまどで七回燃やしても燃えないことからついた名前だそうです。
樹高2.5㍍の株立ちが20年で数メートルに。
幹回りは、細い幹7㌢、太い幹13㌢でしなやかな幹をしています。
雑木(ぞうき)は堅木(かたぎ)で薪材や炭材に利用されることの多い雑木(ざつぼく)なんですね。
おすすめの庭木(雑木):
アオダモ ヤマボウシ ナツツバキ(シャラの木) エゴの木 アオハダ シラカシ ソヨゴ マユミ ツリバナ ナツハゼ ナナカマド ヤマモミジ イロハモミジ イタヤカエデなどのモミジ、カエデ類 トサミズキ コブシ ジューンベリー コバノズイナ カメリア‘エリナ’ など
木漏れ日 木の葉のゆれ とおり抜ける風 素朴な花 素朴な花の色 季節の移ろい 赤い実 変わる葉の色など雑木は日本人の感性を育み、日本人の美意識とさらには「わび」と深くかかわっているような気がします。
現代人が求めている「安らぎ」と「癒し」をそこにみいだしてくれることでしょう。