秋の七草「藤袴」@古典的なことなど・・
お知らせ 2017年10月25日
秋の七草に藤袴があります
9~10月に咲くキク科の多年草で、高さは1メートルほどになります
中国原産の渡来植物で奈良時代にはすでに山野に自生していたようです
お茶ばなに用いられ古典的な花という印象のする「藤袴」
万葉集に一首だけ山上憶良が七草を詠んだ歌の中に「藤袴」があるようです
「フジバカマ」の花弁が袴に似ているからその名がついたと言われています。
淡紫色の小さな花をたくさんつけます
フジバカマの葉はご覧のように3裂になっています
古来は薬草として使われていたようです
乾燥した花や葉から桜餅の葉(八重桜の葉の塩づけ)と同じクマリンと言う成分が芳香を放つのだそうです
折り採ったフレッシュな茎からも芳香がありますが、
実際に乾燥させた「藤袴」はあたりに芳香を漂わせています・・とっても心地よい香りです
肌寒い日、光沢ある黒紫色の羽根が特徴の、綺麗な昆虫が花の中に潜っていました
古来より命を紡いできた植物には、それなりに日本の気候風土にあった植物なのでしょうね
よき一日でありますように
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