春蘭は雑木の木の下で
お知らせ 2013年12月27日
春蘭は野生のランで、普通に山野で咲いていたとか。
うちの庭に春蘭を二株ほど地植えしているのですが、どちらも株がだんだん小さくなってきました。
写真の蘭は今年の春咲いた花です。
生育環境が適さないとだんだん株が小さくなってきます。
そんなときは、山野に育っていた如くに育てます。
鉢ごと埋め、その春蘭が育つ環境であるかどうかを試してみることも一つの方法ですね。
うちの春蘭は素朴で清楚な花をつけます。花を塩漬けにして、めでたい席に桜湯のようにつかう、蘭湯という言葉があるそうです。
もうすでに、細長い葉の根元には蕾がついています。
早春に花茎を5㌢ほど伸ばした先に、花を一輪咲かせます。
華やかさはないのですが、早春にふさわしい春を告げる花ですね。
そして、細い葉の陰でひっそり咲くのです。
花茎ごと酢のものにして、春を味わうこともできるそうですが、そんなにたくさんの花がつきませんから、うちでは早春であることの歓びを春蘭によって感じとっています。
足もとの小さな花にいやされましょう。
今日もご訪問くださいまして、ほんとうにありがとうございました。