個性的な「鉢カバー」は意外なアイデア
お知らせ 2018年6月9日
お客さまのガーデンで見かけた個性的な「鉢カバー」は、今では殆ど使われていない食料貯蔵樽です。
「オレガノ」や「ペレニアルフラックス」を植栽している「鉢カバー」が「樽(たる)」なんですね。
「樽」の側板には杉材の板目(いため)を使っています。
この「樽」は比較的新しいようにもみえます。
かって冬の保存食「沢庵漬け」「白菜漬け」「体菜漬け」などの漬物をつけた記憶が私には残っています。
だいぶ使い込まれた味のある年代物の「樽」
ヒューケラーの植栽に使っている「鉢カバー」です。
和風、洋風ガーデンどちらでもマッチし、とっても個性的な感じがします。
薄いブルーグレーのビオラが植栽されている鉢カバー、
この樽も、お味噌を入れていた樽のようにも見えます、使いこまれた古い感じの「樽」です。
「杉の板目板」で作られている「樽」は中に貯蔵している食料の水分を閉じ込める作用が働くようです。
竹で輪に編んだ「箍(たが)」で「樽」を固定しています。
プラスチック容器が出回るまで、かっては味噌樽や漬物樽など日常的に使われていた生活道具だったものです。
いかにも日本的な匂いのする「樽」なのですが、「鉢カバー」に用いると個性的で新鮮にうつるから不思議なものです。