[日本のミケランジェロ]と称された[石川雲蝶]ゆかりの古刹
日々の出来事 2016年11月27日
1297年建立の古刹「法華宗総本山本成寺」です。
あまり楽しみの少ない時代のこと、近郷近在から大勢の善男善女が参拝に訪れ、参道の両脇には屋台が並びそれはそれは、にぎやかな時代がありました。
日本の「ミケランジェロ」と称される「石川雲蝶」。
東京・雑司ヶ谷に生まれた、本名:石川安兵衛源雲蝶(1814~1883)は江戸で彫り物師として名を馳せていたそうです。
30歳前半、三条の金物卸商にその才能を見込まれ、やがて三条の地に。
彫り物師「石川雲蝶」と名乗り三条を拠点に近隣で意欲的な創作活動を行っていたそうです。
70歳で亡くなるまでの間に、越後には千点にも及ぶ見事な彫り物がが残されています。
三条はもとより魚沼地方の古刹、名刹の欄間や天井彫りは豊な極彩色を使い、重ね彫りの技法を用いた神業に近い作品が残されています。
残されている壮大な傑作の数々は見るものを圧倒させます。
活動の出発点でもあった三条の地で終焉し「法華宗総本山本成寺」にその石川雲蝶は眠っています。
「日本三大鬼踊り」としても有名な古刹「法華宗総本山本成寺」なのです。