庭植え「カタクリ」の育て方
花のお手入れ 2015年1月22日
山野草の大部分は腐葉土の堆積している山地に育っているようです。
うちガーデンの「庭植えカタクリ」は20年弱、春になると一輪だけ決まっ場所に、決まったように花が咲きます。
春の短いあいだに精一杯、春を謳歌し、いつの間にか消えさってしまいます。
スプリング・エフェメラル、春の妖精と言われるゆえんですね。
可憐な紫の花の右上に、もう一株、オークルカラーの片葉が育っているのが見えるでしょうか。
分球したのか、あるいはこぼれ種から発芽したのでしょうか???
「カタクリ」の芽が出るところは、近くにモミジや桂の木が植栽してある落葉広葉樹のそばの明るい半日蔭です。
そこは、斑入り藪ランと藪ランの間で落ち葉が積もっています。
1月には両方の藪ランを切込みます。(春、新しい葉が出る藪ランにとってもベストです。)
それは、「かたくり」の芽がでてから早春の2か月程の間に、光合成を行い地上から消え去るまでの短い間に、地中深くにある小さい球根に、きちんと養分を蓄えられる環境を整えてあげるためです。
「カタクリ」の芽が出る場所をきれいにした後、完熟腐葉土を敷き込んでおきます。(黒い部分です)
3月下旬になるとオークルカラーの双葉が出てきます。
4月初旬の「カタクリ」です。もう少しで花弁がくるりっと反り返ります。
この画像でも、花の右上に写っているオークルカラーのもう一株の「カタクリ」の葉が確認できますね。
この一枚の葉から花が咲くには7~8年かかるそうですよ。
東京オリンピックの年前後に咲くのでしょうか、ずい分気の長い話ですね~。
「花」
何が
一番いいか
花が
一番いい
花の
どこがいいか
信じて
咲くのがいい
坂村真民詩集より
春の妖精「カタクリの花」が咲く季節の到来を、とってもとっても楽しみにしています♪
では、みなさまもよき一日を!
今日もご訪問くださいまして、たいへんありがとうございました。