芳香ある白く大きな花の秋咲きギボウシ
花のお手入れ 2017年9月16日
ギボウシ「玉の簪(たまのかんざし)」は9月中旬に、優美で芳香のある大輪の白い花を咲かせます。
ユリ科の耐寒性多年草で中国原産と言われています。
ギボウシはどのタイプもたいがい紫系統の花ですが「タマノカンザシ」はご覧のように、白花で上品な香りのする珍しい品種の秋咲きギボウシです。
花が咲くまでのようすを画像を追って説明しましょう。
蕾が上がって、花が咲きだすまでに半月を要するくらいにお待たせする楽しみなお花なんですね
「タマノカンザシ」は8月20日過ぎに花茎が伸びてきました。
8月末、白い蕾が苞から見えてきました。
これから大きな蕾になるまでが、また長かったですね。
9月3日の画像です、花茎が伸びてきました
花茎の上から写すと、髪飾りの「たまのかんざし」にみえるでしょう
なんと半月後の夕刻、蕾がほころびはじめてきたのです
蕾丈は長く12㌢ほどです
9月8日夕、 いよいよ今夜花が咲く気配がしてきました、
蕾周りは約7㌢ほど、ポンポン膨らんでいます
髪飾りの簪を思わせる白い八重の「タマノカンザシ」は、暗くなる頃、咲きだす魅惑的な花なんですね。
早朝ハゼのねもとで「玉の簪」は開花をしていました
ちょっと見には白百合のようでしょ、ユリ科の植物だそうです
顔を近づけるとクチナシの花ような、甘く芳醇な香りがします
八重咲き「たまのかんざし」の花径は10㌢程でした、
咲いた花には蕊(しべ)がほとんど見当たりません。
花びらの中に、ロマンチックな名前の「花グモ」がいました。
夜咲きだす花はたいがい芳香があり、蝶や虫が甘い香りに誘われやってきます。
「ハナグモ」は花びらの中にジッと身を潜め、やってくる小さな虫を捕食して生きています
開花二日目の花茎のようすです
花は一輪づつ頭頂部に向かって咲いてゆきますが
一夜花の「タマノカンザシ」は午後には萎んでしまいます。
今月いっぱい咲いていそうです。
「タマノカンザシ」の葉はライムグリーンの柔らかい色をしています
葉丈は約45㌢ 巾は広いところで13㌢ほどありました、
強い日差しより日陰に強いホスタはシェードガーデンに向いています
一株づつ自然に株分かれし、大小10株ほどにふえています。
春さき芽が出たころ株分けします。
四季のMYガーデンの「玉の簪」は、タマリュウやハゼの根が張り、大きく育たないようです。
タマノカンザシは保水性のある肥沃な土壌を好みます、完熟油粕を秋~冬にまいてあげると良いでしょう
玉の簪に限らず「ギボウシ」は一般的に病害虫には強く育てやすい植物です。
「葉を楽しむ」そして「花を楽しむ」ギボウシ(ホスタ)も良いものです
よきガーデンライフでありますように
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