和風庭園やロックガーデンにふさわしい野草「イソギク」のこと
花のお手入れ 2017年12月19日
「イソギク」は太平洋の海岸沿いの一部地域に自生している日本固有の野草だそうです
下画像は数年前にお客様の日本庭園の石組の隙間に植栽させていただい例です
「イソギク」を栽培して気がついたことは、岩や石と相性がとてもよく自然な景観を表してくれることです
花茎が垂れ下がる性質があるので目線の高さに植え付けると良いでしょう
さて「磯菊」は10月~12月にかけて舌状花のない筒状の黄色い花がかたまってつきます
下画像はセダムと混植している例ですが、セダムとも相性がとても良いと個人的に思っています
イギリスが発祥の地で、日本でもお馴染みの「ロックガーデン」
山野草などの自然な草花がベストなロックガーデンに「イソギク」はどうかしらと私個人的におすすめな植栽です
日当たりを好む「イソギク」がタイムのグランドカバーまで地下茎を伸ばして増えた画像です
白く縁取りされたつややかな葉は、一年を通して美しく気品があり人気のあるゆえんのようです
葉の裏は白くリバーシブルになっています
日本海側ではあまり見かけない「イソギク」ですが、新潟の冬でも適応能力のある植物なんですね
耐寒性があり雪の中でも黄色い花を咲かせている生命力には驚かされます
早春に咲き終わった花茎を根元から切り取ります
石の間から「イソギク」の冬至芽がのぞいています
お手入れ:6~7月、花茎を摘芯すると、脇芽が育ち枝数がふえこんもりした草姿になります←この作業はとても大切です
増やし方:株分けや摘芯した芽先をさし芽します
「イソギク」は耐寒性、耐暑性、乾燥や病害虫に優れ、地植えで良く育つローメンテナンスな植物なんですね
来年の植栽プランの参考になると嬉しいです