地植えパンジー・ビオラ準寒冷地生育画像
花のお手入れ 2018年4月15日
準寒冷地新潟のガーデンに「パンジー・ビオラ」を地植えにするには暖地と違い気候条件にハンディがあります。
「パンジー・ビオラ」早いものは9月下旬に市場に出回り始め、花は翌年の5月まで咲き続けます。
仕入れたころは気温が高く花がたくさんついていました。
が準寒冷地の場合、寒い晩秋11月から春先までの4ケ月間は殆ど生育がとまってしまいます。
最近では「冬でもよく咲くビオラ」や「冬咲くウインターパンジー」などの品種があります。
機会があったらチックしてみるのも良いかもしれません。
10月にガーデンに植えたビオラは雪の下にうもれてしまっています。
ビオラは霜害にあってカチカチになっても立ち直る力があります。
バーク堆肥をすきこみ、緩効性肥料マグアンプkを混ぜ植えつけると寒い間に根が育ち、春にはたくさんのお花を楽しむことが出来ます。
4月初旬のビオラ「ピーチランド」です。
ピーチ系のグラデーションがお洒落な「ピーチランド」、春のガーデンに優しく映えています。
「ピーチランド」のまわりの植栽は「シレネ」「斑入りグレコマ」「セラスチューム」「ペンステモンハスカーレッド」「チューリップ」など。
下画像は「贅沢ビオラ」です。
花が咲きすすむと次第に花色が様々に変化します。
花つきが良い品種です。
可愛いフリル咲き
下画像はレアな色合いのビオラです。
ここ数年、育種家さんのビオラに人気があり、色合いや花姿がとっても豊富になってきています。
「セダム」のグランドカバーと「ビオラ」のコーディネイトは草原のなかの花をイメージしました。
咲いた花の中に、雑草がスーッと一本混じっています。
それが何とも言えずナチュラル感があり好きな風景です
毎年パープル系のビオラを植えるのですが、なかなか気に入った色柄に出会えません
下画像、花が大型サイズの品種「パンジー」です。
「パンジー」は以前「三色スミレ」とも呼んでいたことがあり、単色が多いようです。
白い縁取りが素敵な気品あるバイオレットカラーの「パンジー・エクリプス」です。
「パンジー・ビオラ」は秋から春の花の少ないガーデンの植栽に適します。
また、ガーデンに植栽する場合「ビオラ」の存在感をひきだすことも必要なんですね。
ついでに日本固有の野生スミレをご紹介しましょう。
今の季節に咲いています。
種は秋まで弾けつづけ、蟻によって運ばれるそうです。
石の隙間の蟻の巣近くに育っています。
日本のスミレはとても素朴で花のサイズは2㌢ほどです。
ご覧のようにスミレはラッパ形をしています。
スミレを別名「相撲取草」と呼び、春になると子供たちがスミレの花を摘んで遊んでいたものです。
パンジー、ビオラ、日本のスミレは同じスミレ科の植物なんですね。
可愛いいお花の「パンジー・ビオラ」お手入れ次第で、これから梅雨までの間まだまだ楽しめそうです。