ガーデンと虫の素敵な関係~♪
ライフスタイルとお庭 2018年8月28日
「ブロンズフェンネル」の黄色い花にとまり羽根をやすめる「アゲハ蝶」
西の空が茜色に染まり、黄昏どきの庭に一匹の「アゲハ蝶」が、日が沈みかけるのを待つかのようにヒラヒラ舞いながらやってきました。
めずらしい光景ではありませんが、短い舞い方から、一瞬あの青虫くんが蛹になり「羽化したてなのかしら」と思ったり、夜の帳(とばり)が降りる前にねぐらを求め、てんてんとしているのかしらなどと推測したものです。
目で追いきれず、結局「アゲハ蝶」はどこかに飛び去ってしまいました。
7月にはブロンズフェンネルに黄色い花がさきました。
その後フェンネルシードができたら・・・美味しい焼き菓子「フェンネルシードのチュイル」でもと考えていたところでした。
いま、画像をよく見ると2匹の青虫くんがいるのをみつけました
なぜ、アゲハの幼虫がフェンネルにと、調べてみたらセリ科の植物のようでした
その3日後、その日も猛暑日でした。
よく見るとジリジリ焼けつく暑さの中、アゲハの幼虫がブロンズフェンネルをむさぼり食べているではありませんか。
私はアゲハの幼虫は蝶になるのを楽しむほうなのですが・・あまりの多さに一瞬戸惑いました。
数えたら20数匹、びっくりすると同時に少し気味悪くなってしまいました。
「青虫くん」の嫌いな方はスルーして下さいね~
覚悟を決めました「綺麗なアゲハ蝶」になる青虫くんを最優先しようと。
いつものように触ってみるとすべすべした感触は可愛いものです。
あまり触りすぎると怒って、黄色い柔らかな触角から柑橘系の芳香を放ち威嚇をします。
ぶら下がって「ブロンズフェンネル」の茎以外の柔らかいところすべて食べつくしています
まるまる肥えた幼虫はもうすぐ蛹になりそうです。
さなぎから羽化するところです。
やわらかい青虫くんが綺麗な蝶になるー「素晴らしい!まるでマジックを見ているようだ」と、私はいつもこころの中で呟きます
20数匹の幼虫が空を乱舞するようすを夢見てわくわくしていたのですが、大きく育った青虫くんは思い思いのところでさなぎになり、そのうちの一匹が黄昏の庭でみかけた「アゲハ蝶」になっていたのかなぁ~と思ったり、
この日、三条市はとっても蒸し暑い日で、40.4℃を記録したとテレビが報じていました。
猛暑日つづきの日々、例年と比べて野鳥も蝶も虫もその姿を、あまり見かけなかった気がしますが・・
青虫くんの食害に遭ったブロンズフェンネルは大丈夫でしたよ。
日本でも「ウイキョウ」とよばれ昔からあるハーブのようです。
耐寒性多年草のフェンネル、また新しい花がつきました。