はかなさゆえの美しさ
花のお手入れ 2018年9月20日
ガーデンコーディネーターは仕事柄「綺麗」「美しい」「素敵」「お洒落な」「センスが良い」ところにどちらかと言えば目を向けがちなところがあります。
いつも綺麗な状態にと。
ですから、この写真に写っている枯れた蓮の葉は、当然の如く剪定鋏で切りとっていたものでした
今日、突然枯れ消えゆく蓮の葉の趣きある美しさに、一瞬はっと息をのんでしまいました。
なんと美しいオブジェのような自然美でしょう。
そんなこと「疾うに感じていたよ」と仰るかたもおられることでしょう。
おりしも病と闘いながら美しく年輪を重ねられ、すべてを達観したようにお見受けしていた希林さんが、静かにこの世を去られたことが脳裏にあり「蓮の葉」が重ってみえたのかもしれません。
あるいは私の年齢ゆえ、それとも病を得たことゆえなのかもしれません。
人間の一生も草花の命も同じなんですねぇ
適切な言葉で表現できるような文才など持ち合わせていませんが、様々な場面で美しいものの捉え方が、私の中で変わってきているように感じています。
ようやく、ものの美しさを受け入れる幅が、ちょっとだけ広がりつつあるのかなぁと思っています。
みなさまよき一日でありますように
ご訪問下さいまして有り難うございました。