「家菊とイソギク」の交雑種☆「ハナイソギク」☆画像付
花のお手入れ 2020年11月30日
つい数日前、うちガーデンに植えたことのない、白い小さな舌状花のある菊が「家菊(ピンク)の群生」の中に混じって咲いていました。
白い小さな花びらの菊は「ハナイソギク」であるようです。
「家菊(ピンク)」が「イソギク」と自然交配したものと見受けました。(下画像により推測したものです)
「ハナイソギク」は筒状花の周りに白く小さな舌状花を有し、茎葉の頂部にドーム状に咲いています。
「ハナイソギク」は「イソギク」の特徴を受け継いでいます。
「イソギク」と違うところは、白い小さな5㍉ほどの舌状花が10数枚つき、花径全体で2㌢程のおおきさです。
いまの時季「様々な種類のハナアブ」がやってきます。
「ハナアブ」の虫媒体により、交雑種の「ハナイソギク」が誕生したと考えられます。
下画像「イソギク」
イソギクは太平洋沿岸部に自生する日本固有の菊だそうです。
下画像 家菊(ピンク)はもとは園芸品種で、親株だと思われます。
虫媒体で自然交配したものと思われる「ハナイソギク」の画像を拡大してみました
「 イソギクの特徴 ・ 育て方 」
① 暑さ、寒さ、乾燥に強い。
② 病害虫に強い。
③ 黄色い花径1㌢強 開花期は10月~12月
④ 頭頂部に多数の筒状花が集合して咲きます。
⑤ 葉は白い縁取りが特徴で、葉裏は銀白色をしています。
⑥ 地下茎で増える多年草です。
⑦ 花が咲き終わったら地際で切り戻し冬至芽を育て、さらに成長期の摘芯を行います。
「イソギク」「ハナイソギク」は強健な植物なので放任でも構いませんが、⑦の作業をされた方が花つき枝が多く、こんもり茂ります。
来年の植栽の参考になると嬉しいです~♪