乾燥に強い植物と育て方
花のお手入れ 2021年10月13日
地球温暖化で夏の乾燥と高温に強い植物に関心が集まっていますよね。
地植えの場合、夏までは雨がときどき降るので水やりは気にしなく良いのですが。
夏の暑い最中の水やりはとても大変なんですよね。
私が実践している夏の水やりを極力抑える方法です、節水もかねてです。
夏の地植え草花の植栽のコツを、よかったらご参考にしてくださいませ。
結論から言いますと、地面が見えないように隙間なく植栽することです。
今年の夏、うちの広い庭にたっぷり水やりしたのは一回でした。
植物同志がマルチングの役割を果たしてくれるからですね。
上画像は晩秋に咲く「達磨菊」を中心に、周りはグランドカバーが覆っています「雪の下でもそのままの状態のセダム」「春ピンクの花に覆われるクリーピングタイム」「春ブルーの花が咲くベロニカオックスフォードブルー」「ハツユキカズラ」などが地面を覆っています。
これらのグランドカバープランツが、お互いにマルチング効果をしてくれているのですね。
それで余程のことがない限り夏の水やりは不要なんですよ。
夏の暑さと乾燥に耐え、育った地植え植物をご紹介しましょう。
ご紹介するのは、こぼれ種あるいは宿根草だけです。
バーバスカムとタピアンのコントラストのこの景色が私はとても好きです。
涼しそうな「ホックセージ」のブルーのお花、こぼれだねでよく育ちます。
すうっと育つところが素敵です、もちろん宿根草です。
ことしお取り寄せした「サンレモクイーン」アニソドンテア
3センチほどの小さなピンクのお花が咲きます。
アオイ科らしい花です。
原産地はアフリカです、多年生植物 花期は5月~まだ咲いています。
ガザニア・アズテック 夏でも冬でも育つ強健な植物です。
花弁の色が一般的でないものを選びました。
寒くなると生育旺盛になる「セラスチーム」春には一面に白い花が咲きます。
それに皆さんご存じの「エリゲロン」
下画像はエリゲロンとセラスチームの混植になっています。
アカンサスモーリスと西洋ニンジンボクの花。
アカンサスモーリスは宿根草、夏は休眠します。
秋から緑の大きな葉を広げ、雪の中でも緑の葉をたたえています。
夏前に花を咲かせたのち、夏は立ち枯れし休眠期に入ります。
放置しておくと、どんどん株が増えるんですよ。
お花が見える、西洋ニンジンボクプルプレアは低木なんですね。
新潟の冬には葉を落としますが夏に強い植物です。
太い幹に育ち花壇を占領しそうになりました、枯れてもともとと地上部10センチのところをのこぎりを使って、切りました。
コンパクトに育ちました。
冬は思い切ってさらに、コンパクトに刈り込み花壇の地植えで越冬させます。
ダリア「ホンカ」は春植え球根です。ごく自然に育てましたが、花がら摘みはこまめにしました。
下画像、西洋フジバカマは青色フジバカマ、宿根アゲラタム、ミストフラワーなど呼び名は多いようです。
「ユーパトリウム」とも言います。
宿根草で非常に増えやすい品種らしいです。
昨年いただいて植えた草花です。
猛暑に強い植物として昨年から育てている「ガイラルディア・グレープセンセーション」(下画像)
アメリカ産 乾燥に強い 激レアな品種です。
数株仕入れ、お客様に差し上げました。
日当たりの良いところでは大変よく育ったようです。
「シュウメイギクとヒオウギの種」
シュウメイギクの葉は乾燥すると葉は枯れてしまいますが、それでも持ち直し秋には見事なピンクの花が咲きました。
ガウラは自然育てそのものです。
昨年お取り寄せしたクラシカルな八重咲ジニア モチの木の下に一株こぼれだねで育っています。
センニチコウは日陰になっていたらしく、日が当たるようになり、ようやくピンクのボンボンが咲きました。
宿根草ダリア「プチダリア ハミングブロンズ」 エターニティ(永遠 永久に)はじめて花壇に植えました。
ダリアなのに、宿根草というところに惹かれました。
ブロンズの葉がポイントです。
日当たりと排水性の良いところを好むようです。
花壇の管理は、乾燥に強い植物を選び、土壌中の水分が蒸発しないように、地面をむき出しにすることを避け、隙間なく植栽をすることをお勧めします。
それは雑草対策にもなるんですねぇ~
花丈を知り、植栽することが必要条件でしょうね。
※ 草花を選ぶときには、乾燥に強い植物を選ぶこと、育て方としては、隙間なく植栽することがポイントとなります。
ガーデニングを愛する皆様に、来年の植栽の参考になると嬉しいです。