育てた水草が「くわい」でした
ライフスタイルとお庭 2021年12月22日
今年はボウフラ対策にメダカ育てに挑戦してみました。
古い珍しい絵模様の骨董の火鉢に休耕田からいただいた水草を植え、その中に卵を孵化させた20匹ほどのメダカを入れて。
「クワイ」の葉より細葉なので「アギナシ」だとばかり思って育てていました。
白い花が咲くと「オモダカ草」のようでもありました。
11月に入り水温が低くなってきたので庭先の水瓶から水草とメダカを家の中にお引越しさせました。
「アギナシ」とばかり思って育てていたのですが、瓶から引き抜いたら根の先になんと「クワイ」の小さな塊茎が沢山ついているではありませんか、びっくりしてしまいました。
すでに芽が出ています、おめでたいお正月に使う意味が理解できますね~。
来年は一番おおきい塊茎を植えましょう。
食生活が変化し「クワイ」を食べる機会はほとんどなくなりましたね。
高齢化が一段と進み農業の担い手も少なくなりました。
田圃に除草剤をまくので「クワイ」はもちろん、雑草扱いだった「黒クワイ」も姿を見かけなくなりました。
「黒クワイ」私たちが子供のころは「ゴイ」「ゴヨ」などとよんで今の時期、茹でてもらったものでした。
シャキシャキした歯ごたえと自然の甘さの「黒クワイ」の味は忘れられない懐かしいものでしたねぇ。
新潟では「ゴイ」「ゴヨ」は郷土料理「のっぺい」には欠かせない食材のお宅もあったそうです。
いまでは農家の方でさえもご存じないようです。
幻の食材になっているのでしょうね。
甕の中に飼っていたメダカ20~30匹を鑑賞用に家の中で飼っているところです。
メダカも昔のメダカと違う新品種が生み出されているようです。
すっかり世の中は様変わりしているようです。