「天神講」残って欲しい日本の行事
2014年2月25日
「東風(こち)吹かば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春な忘れそ」
平安時代、都から大宰府に左遷された菅原道真公が詠んだ歌なのです。
2月25日は学問の神様とよばれた菅原道真公の命日にあたります。
また天神様の日とも呼ばれていました。
幼い小学校のころ、両親は必ずといっていいくらい毎年、菅原道真公の掛け軸を床の間にかざり、鯛、海老、松竹梅などの生菓子をお供えし、私たち子供の学業成就と健康をお祈りしたものでした。
天神様の前で墨をすり「筆で習字を書くと、字が上手になるよ」と言われたものでした。
素直に従って字を書いたり、教科書を読んだりしたものです。
次の日は大きな鯛などの生菓子(外皮は白あん、中身は黒あん)を切り分けてもらい食べることがなによりの楽しみなことでした。(今は殆ど粉菓子になっているようです。)
この天神講の行事も残ってほしい日本の行事のひとつですね。