猛暑・乾燥・寒さに耐えうる強健な[しだれるグリーンカーテン「グラリオ」]
花のお手入れ 2015年5月27日
省エネ対策に「グリーンカーテン」を使うと室温が多少下がるという結果がでているようですが。
ジリジリした暑さをしのげるだけでも、そして見た目の涼しさも大切なことですよね。
今年で4年目になる多年草の「グラリオ」つるが出始めてきましたよ。
地際でカット、冬越したグラリオは、新潟では5月に新芽が出ます。
註:以下は前年の画像を使用
家の窓を見渡しても適当な設置場所が見当たりませんでした。
パレット材の上に「グラリオ」を置くことにしました。
園芸用ネット1.5m×1.5mを上から下げ四方に張り巡らしました。
冬を越し芽が出てきた「しだれるグラリオ」鉢植えを、暴風雨でも飛ばないように設置しました。
夏前に一度花が咲きます。
伸び出した茎には互生に葉がつき、葉の付け根部分から脇芽が出てきます。
脇芽が伸びたら穂先をカットします。
それを何回も繰り返します。
その脇芽の数が多いほど青々したグリーンカーテンになるんですねぇ。
註:花がら摘みはこまめに行ってくださいね。
夏の間に根が充実し、つるがたくさんでて秋に備えます。
葉が表土を覆っているので、水やりは乾いたらやる程度で済みます。
硬くて丈夫な葉柄をネットに絡ませながら下へ下へと伸びていきます。
9月中旬の「グラリオ」、このころから花がどんどん付き始めました。
花つきの良い「グラリオ」10月にはローズ色の花がこぼれんばかりにつきましたよ。
寒さにも強い「グラリオ」11月に降った雪の中でも咲いていたんですよ。
びっくりですよね~。
1月に入り氷点下を記録し始めるとさすがにグラリオも傷んできました。
1月中旬に地際でカットし、室内に取り込みました。
この鉢いっぱいにマルチングをかね腐葉土で覆い、念のため屋内に入れます。
新潟では雪の当たらない軒下で冬越しをしている方もいますよ。
<育て方のコツ>
・土づくりが大切。(私は赤玉土、完熟腐葉土、木灰を混ぜるが、一般的には市販の花の土を購入して植える。)
・脇芽の孫芽も伸ばしながら穂先をカットをする。(忘れずにすること)
・花がら摘みはこまめにする。(忘れずにすること)
・肥料は緩効肥料を5月に一握りをパラパラ撒く。
・土が痩せたら、土を追加する。
・水やり不要、雨水で十分。(葉がしおれるようだったら水やりをする。)
・病害虫に強いが心配だったら木酢液を使用。
・秋ぐちになったら追肥する。
しだれる植物ですから、グリーンカーテンにする場合はハンキングにして窓辺に吊るすか、あるいは窓の上に設置する場所をつくるかでしょうね。
皆さま、今年のグリーンカーテンどんな植物をと考えていらっしゃいますか?
私は斑入りヘンリーヅタを育て始めています。
西日に限らず夏は日差しが強いですからグリーンカーテンが必要ですね~。
私が育てた「グラリオ」よかったら参考になさってくださいね。
よき一日でありますように
今日もご訪問くださいまして、たいへんありがとうございました。